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NPO法人歩かんね太宰府 dwalk.exblog.jp

「歩かんね太宰府」・・・太宰府の新しいまちあるきです。古都太宰府を一緒に歩いてみませんか?


by dazaifuwalk
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2016秋 Special Course

開催日  2016年9月22日(祝木) 
コース名 「特別企画  日本遺産って何ですか?」


昨年度文化庁から太宰府遺跡群が「西の都太宰府」として「日本遺産」に認定されました。
当会ではそれを記念して 「日本遺産」って何だろう?をテーマに多くの皆さんに知ってもらおうと特別企画として当市教育委員会文化財課の井上信正さんに解説をお願いし秋のコースのトップに設定しました。同氏は 文化財行政の中軸でもあります。

集合地の西鉄二日市駅にお客様25名スタッフ13名都合38名の大部隊が集まりました。
当日は生憎曇り空ながら 午前中は何とか・・・と願いながら総括説明を聞きました。
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日本遺産とは?単体遺跡ではなく相互に関連するストーリーが対象との今日の全体遺跡の概略説明があり、次の客館跡地に進みました。
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看板を説明しながら鴻臚館との関連・建物配置等からの推測、その意味で又まだ未発掘の線路西側への期待が持たれます。  
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次は王城神社、大宰府の条坊制は長安方式で政庁が北の中心にありますが周礼方式では当地が中心になり、その真南が基山となる由、
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あと付近にある飛梅の原木と伝承を聞いて
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榎社に引き返し左遷された道真公が足かけ3年過ごしたと言われる南館の説明を受けました。
場所は朱雀大通りに面し条坊でいえば4区画(約180m×約180m)の面積を持つ屋敷跡で、幽閉されたと言われていますが、結構広くて良い場所にあった様です。

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往時の朱雀大路を歩き、御笠川を渡ったところにあった朱雀門の礎石を見た後、蔵司の建物跡に進みました。
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蔵司は兎に角 謎の多い区画で地名から倉庫跡だろうと言われてきましたが、今回発掘された建物の用途もまだ結論が出ていません。
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今回井上説では政庁の賓客に対する供応の場所だったのでは・・・との説を拝聴しました。少なくともこの付近の建物が倉庫ではないのは確実な様です。 只 供応施設なら食器類・厨房器具類の発掘が待ち遠しいところです。九歴さんの発掘はまだまだ続きそうなのでその成果を期待しましょう・・・。
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最後は政庁の南大門・中門を経て、往時の玄宗皇帝の使者に倣い政庁中央を歩き
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正殿跡に全員集まり仕上げの解説を拝聴しました。同時に皆様から自然発生的に井上氏に対し感謝の拍手が贈られました。
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最後は「歩かんね太宰府」の恒例である正殿での霊気体感を冨永理事長の音頭で行い正殿から吹き上がる大野山の霊気を胸一杯吸って頂き、今日最後シメとさせて頂きました。皆様 如何でしたか?お疲れ様でした・・・・。
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2016.9.22 ボランティアガイド 市川記
# by dazaifuwalk | 2016-10-03 00:48 | コースレポート・2016秋
コースNo.02 2016年3月29日(火)

古都大宰府の桜名所と文学の道


このコースは、竃門神社の絶景の桜を観賞した後、天満宮境内・光明禅寺までの道中に佇む歌碑・句碑を楽しんで頂こうと考えたコースです。

今日は絶好の桜日和ながら、花冷えの中のスタート地点「西鉄太宰府駅」です。
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桜満開の竃門神社で有名なスポットから探訪開始、開花状況は素晴らしいですネ。
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一昨年12月に落成した新社務所を見学、新進のデザイナー設計の展望所と話題の石造の椅子に座りながら眼下の展望を楽しみました。
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杖術の祖夢想権之助の社です、戦国時代武蔵に敗れた権之助は当地で修業、その後破ったとか?言われています。
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「春は燃え秋はこがるる・・・」で有名な清原元輔(清少納言の父)の歌碑、皇紀2600年(昭和15年)を記念して、芸術院会員尾上八郎博士に書を頼み、建設されたとのことです。
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宝満山に縁の深い天台宗妙香庵にある「蓮華のともし灯」と「最澄立像」、5年前に点火式を催したが、その際隣席した半田座主猊下も昨年末ご逝去されました。
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天満宮境内に通じる通称「お石トンネル」です、昭和初期に麻生太吉氏(麻生太郎氏の曽祖父)がお石しゃんの為に作ったとか・・・
そのご子孫の現女将が経営する「お石茶屋」で「梅が枝餅」を皆さんで頂きました。
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当時の福岡貯金局長の「富安風生」さんの歌碑「紅梅に たちて美し 人の老」の前で「人の老」について考える一同とスタッフ。
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天満宮境内東側の「荻原井泉水」「飯田郁子」「河野静雲」「高浜年尾」各氏の句碑を楽しみながら最終の伝衣塔へ。
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光明禅寺では前庭の仏光石庭、後ろの一滴海庭を照会、素晴らしいお庭ですネ。
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残念ながら今日の天候は曇りがちでしたが、前半の桜はまずご満足いただけたかナ、後半は歌碑・句碑に込められた歌の心に感じつつ、次回の再会を約して別れました。

最後に全般的にガイドをして頂いた林きよみさん、本当にご苦労様でした。

2016.3.29  ボランティアガイド 市川記
# by dazaifuwalk | 2016-05-17 01:08 | コースレポート・2016春

2016春 オープニング

オープニング 2016年3月19日(土) 

客館跡、政庁跡と里山の坂本地区を歩く


「大野山霧立ち渡るわが嘆く息嘯の風に霧立ちわたる」
朝、目覚めると、山上憶良がうたったように大野山(四王寺)は深い霧に覆われていました。天気予報では曇りという事でしたが、残念ながら今日は、小雨です。

歩かんね太宰府の28年度春のコースがはじまりました。
オープニングの解説者は、太宰府市役所文化財の城戸康利さん。
とにかく話が軽快で面白い先生で、博多弁で笑いを集めながら、参加者18名をいにしえの太宰府の旅へと案内してくださいました。
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まず、客館跡では、太宰府条坊と奈良や唐の都の条坊との比較からはじまり、白玉帯の丸鞆や佐波里の匙の発見、鴻臚館の話と興味深く解説してくださいました。西鉄所有のこの操車場跡は、文化庁と太宰府市が買い上げたそうですヨ。一体、何ができるのか、随分、先の話になるとの事ですが、本当に楽しみですね。発掘調査の裏話、すごくおもしろかったです。
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次に行った榎社は太宰府天満宮の飛地で神仏習合の頃の名残で地元の方は榎寺と言っていたそうです。菅原道真公をお助けした麹屋のおばあさん(浄妙尼)の腰巻の話、昔、テレビ「日本昔話」に登場した「鶴の墓」の話など興味深く聞きました。隣を通る電車の音がけたたましかったですが、よくよく見ると、柳川の伝統と四季の彩りをデザインした柳川観光列車「水都」が颯爽と駆け抜けていました。そういえば、客館跡では、すぐ横を我が太宰府の観光名所をデザインした列車「旅人」が頑張っていましたヨ。おぉぉ、かっこいい!
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朱雀大路の道を通りながら、推定太宰府朱雀門に到着。この大きな大きな礎石は3号線バイパスと区画整理の工事の時に川底より発見されたものだそうです。横を流れる御笠川の土手には長い桜並木がありましたヨ。みなさん、満開の頃、春のお散歩にぜひ、いかがですか?
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蔵司跡では、みんなで「いぼる」道を用心深く登り発掘現場を見学しました。城戸先生が「いぼる」「いぼる」とおっしゃっていたので、「いぼる」って何ですか?と質問すると「ぬかるむ」の博多弁だそうです。小道には、なんと!なんと!塼の入った割れた瓦がたくさん、埋まっていました。貴重な文化財がその辺にころがっているなんて、やはり、太宰府はすごい。
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これから、みなさんは、政庁跡~特に里山の風景が美しい坂本地区へとすすみます。
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ゴールの坂本八幡宮へ到着です、みなさまお疲れ様でした~。
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[ボランティアガイド:大田]
# by dazaifuwalk | 2016-04-02 00:16 | コースレポート・2016春
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次回開催日は、4月2日(土)

6時間、12kmのチョット長めのコースですが、
スローペースでゆったりとした時間を楽しみながら巡ります。
3月27日(日)は三分咲きだった桜の花が、4月2日(土)は満開かも!!
皆さまのご参加をお待ちしています。


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◆お申込み・お問い合わせは、NPO法人歩かんね太宰府まで
電話 080-6446-3905 / FAX 092-918-3644

【電話受付】平日10:30~16:00
【休 業 日】土日・祝日、毎月最終水曜日
各コース予約制です、開催日3日前までにお電話・FAXで必ずご予約ください。
定員は原則15名です、お早目にお申込みください。

歩かんね太宰府のFacebookはこちらから


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# by dazaifuwalk | 2016-03-29 03:25 | コースレポート・2016春
2016春 歩かんね太宰府 START!!

開催期間は、3月19日(土)~ 6月12日(日)


「気持ちよかやん、風も人も」をキャッチフレーズに、ボランティアガイドが太宰府の街をご案内します。

文学碑を訪れるコース・俳句を楽しむコース・太宰府市民遺産散策コース など新しい企画も満載です。

"桜色"に華やぐ太宰府へ出かけませんか。

パンフレットのダウンロードはこちらから


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【電話受付】平日10:30~16:00
【休 業 日】土日・祝日、毎月最終水曜日
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# by dazaifuwalk | 2016-03-10 00:53 | パンフレット