18.四王寺山、さくらトレッキング16km
3月26日 土曜日
週間天気予報では、晴れだったのに朝起きて見ると小雨模様、桜トレッキングと銘打っているのに、昨夏の異常気象に続いて、この春は東北関東大震災の大凶事に加え、桜の開花予想もはずれて、前途多難を思わす日々ですが、そこは気持ちをきりかえて、白木原の駅へと向かう。
9人の参加者が集まられ、中に8才のはるかちゃんという元気な少女も加わり、サポーターの神吉、原田、最上氏を加え3人で駅前からのコミュニティバスに乗りました。
20分位で、四王寺山の山麓に近いマドカ・パークに到着、野球場、陸上競技場を横目に樹芸の森をめざす。
本来ならこの途中にも、桜が咲き乱れているはずなのに、今年は固い蕾が少し膨らんだ位で、あと一週間すれば五分咲きになるのにと悔やまれる。
大野城市民の老人会、婦人会、各小学校の生徒が手分けして約2500本の桜を昭和五十八年頃植樹したと伝えられ、桜並木が続く筈なのだがとまたボヤいてしまいました。
樹芸の森を抜け、遊歩道から本格的な山道に入り、20分位昇りつめると中腹の展望台に出た。
西を見渡すと大野城市は元より福岡市街が眼下に広がる。
北は正面に乙金山が鎮座し先は見えない。でも晴れていればはるか糸島付近まで眺められる絶好な場所であることは間違いない。
数分の休憩の後、また登り出す先述のはるかちゃんが元気に前走りをしてくれる。山の傾斜が急になって皆さん達の中にはシンどくなった方もおられたようだが、はるかちゃんは強い。
そうこうする内、主峰大城山に到着、古代山城大野城のいわれや、四王寺山と名のるようになった経緯を御話しました。
大城山からは西側の尾根伝いに、中食の場所である県民の森センターを目ざします。
途中、広目天跡、けいさしの井、水城口城門跡、猫坂礎石群を紹介し、県民の森センターに到着したのは11時30分をまわった頃でした。
はるかちゃんは、食事もそこそこに子供の国の遊具ま場所で、元気に跳ねまわっていました。
昼食をおえると焼米ヶ原をめざして、再度上がってもらいました。
その道は今度太宰府の市民遺産に認定していただいた四王寺村の小学生が太宰府小学校へ通った道を歩いていただきました。
焼米ヶ原では、神吉さんのリードのもと皆さんにも1350年前の炭化米の発見にいそしんでもらいました。焼
米ヶ原からの南そして東の眺めはいつ来ても、気持ちが良くなります。
広々として、オゾンが一杯だからでしょうか大宰府口城門跡、岩屋城跡と古代、中世の山城を比較して見てもらいながら、下山の途につきます。途中宇美林道や、岩屋城周辺も本来ならここも桜並木が続いている筈なのにと最後の最後まで、悔やみっぱなしでした。
でも参加者の皆さんは誰も不平不満もおっしゃる事なくまた落伍することもなく全員完歩されました。
大変素晴らしい、またはるかちゃんは最後まで疲れたの一言も発せず、スーパー少女ぶりを発揮してくれました。
再見謝謝
ボランティアガイド 小沼