「戒壇院ゆったりアート散策」のレポートです!
「戒壇院ゆったりアート散策」に今回はさらに観世音寺の宝蔵見学も加えて
充実した内容にバージョンUPいたしました。
ガイドも4月はいつもの島松さんに加え、城戸さんにもお手伝いいただきました。
5月は井手さん、市川さんベテランのお二方にお願いして豪華ラインナップを組み楽しんでいただきました。
日本3戒壇のひとつで鑑真和上ゆかりの名古刹、戒壇院でまずは座禅体験からスタート!
初めての方が多く、手足の組み方、呼吸法、目線の位置などを柏木和尚様から細かくご指導賜ります。
政庁跡でゆっくりお花見を楽しんでいただく予定が、今年の開花の早さは想定外でした。それでもわずかに残ったさくらを見ていただき、気持ちの良い広々とした政庁跡でガイドの解説に耳を傾けていただき、悠久の時を感じていただけましたでしょうか?
天満宮の御神牛を制作された、日展会員の木彫家で彫聖と呼ばれた故冨永朝堂氏のアトリエ、「吐月叢」はしっとりとした味わい深い佇まいです。
日展初入選の作品から多くの作品を拝見しながら、御子息であり「歩かんね太宰府」のお世話役の冨永敦夫氏よりエピソードを伺います。
戒壇院へ戻り、私どもスッタフ手作りの古代米精進料理の試食会です。
4月は「こしあぶら」の天ぷら(こしあぶらは太宰府の木うそを作る木の新芽です)、
5月はお茶の新芽の天ぷらなど季節感を大切にして、毎回スッタフで話し合い決めていきます。
食事の後、廊下やお座敷に展示させていただいた、「北谷乃窯」「帆足ステンドグラス工房」「都府楼焼・来仙山房」「蛇の目うさぎ」それぞれの作品を見ていただきました。
秋バージョンにはなかった観世音寺の宝蔵見学を増やし、5mを越す馬頭観音や最も古い木像の毘沙門天など重文クラスの仏像が20体ほど安置されており見ごたえがあります。
今回から諸事情により参加料を値上げさせていただきました。参加してくださるお客様に満足していただけるか、心配でしたがみなさまに喜んでいただけた様でスタッフ一同、感謝しております。
ご参加してくださった皆様ありがとうございました。申し込みされても定員になり、やむなくお断りさせていただきました方には申し訳ありません。また秋のご参加をお待ちいたしております。
私達のコースはお客様はもとより、戒壇院さん、冨永さん、ガイド、裏方のスタッフ、作家の皆様、多くの方々に支えられて成り立っていることに深く感謝しております。
皆様に心より御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
また、秋にお会いしましょう。
世話人 斉藤 風子