「太宰府ギャラリーめぐり」 維新の庵と素焼きおはじき絵付け体験」のレポートです!
「歩かんね太宰府」は歴史のコースがメインですが、
太宰府駅近くに点在する作家オーナーのギャラリーを訪れる
特別企画のコースがあるんですよ。
"作家さんが一緒に歩いてガイドしてくれる!!"という、ほかには無いまち歩きです。
気さくな作家オーナーの方々のご協力で春も実現することができました。
まず太宰府館で、太宰府の土を使った素焼きのおはじきに
絵付けを体験して頂きました。
地元、「温古窯」の山本温子さんが作られた
可愛い形のおはじきに思い思いの色を付けていただきました。
このおはじきは、「歩かんね太宰府」のために、
特別に製作してくださったおはじきなんですよ。
参加者の方々は、"筆を持ったの何十年ぶりかしら..."
最初はとまどっていらっしゃいましたが、
時間がたつにつれて"真剣"になられ
太宰府館の2階は、おはじき絵付けの競演会場になりました。
皆さま、とても初めてとは思えない腕前でした。
色付けをしないおはじきは"クッキー"のようで、とてもおいしそうなんですよ!!
この日も、国際大学の学生さんが大宰府のPRビデオの撮影で参加されました。
「太宰府おはじきは、画(え)になる」と真剣に撮影されていました。
その後、参道の「太宰府写真」へ。
「太宰府写真」では昔の大型カメラなど、珍しいアンティークカメラのお話をお聞きした。
昔のカメラは上下逆さまに写り、とても不思議な仕組みになっています。
太宰府写真に展示してありますので、ご興味のある方は一度見学に行かれると面白いですよ。
時代がタイムスリップしたみたいで、とても不思議な空間です。坂本竜馬の写真がとても印象的でした。
そして、明治維新の頃に西郷さんなど、薩摩藩が定宿にしていた参道の「松屋」さんへ。
桜がはらはらと散る美しい庭園で、梅枝ヶ餅とお抹茶を召し上がって頂きました。
おかみさんから当時のエピソードを伺いながら、
太宰府とは思えない空間で参加者の方々と一緒に、私達スタッフも癒されてしまいました。
国際大学の学生さんも太宰府にこんな所があったんですね!!
と驚かれていました。
後ろ髪をひかれながら「松屋」さんを後に...
次の場所は「帆足ステンドグラス工房」です。
かわいい"愛犬"がお出迎えしてくれました。
きれいな色ガラスの説明や、美しいステンドグラスの作品を見ていただきました。
一つ一つ手間ひまかけて創り出されるアートの世界、
「今は、糸ノコがあるので楽になりましたが、昔はカーブを出すのが大変だったんですよ」
と製作過程のご苦労話をお聞きしました。
制作途中の作品のパーツを見るとまさに"職人技"です。
“もの”が生まれる工程を参加者の皆さまも熱心に聴かれていました。
それから、新町通りの昔の面影が今も残る、情緒ある家屋を見たあと、
川沿いの桜並木を歩きながら、ゆったりとした時を楽しんでいただきました。
最後に訪れたのは「蛇の目うさぎ」。友禅染の作家さんのギャラリーで、
絵の具の世界に飛び込んだように、ギャラリーの中はきれいな色で彩られています。
着物の和服製作をされていた作家オーナーは、本物の"匠"です。
友禅染の工程や歴史などお話しをお聞きしましたが、ものづくりの大変さを実感
スピード化した現代社会、手間ひまかけて作られた和の作品は、
日本人の心を取り戻させてくれます。
"私の作品(色)で皆さまにエネルギーをあげたい"
新たな和の世界を提案されているオーナーの創作活動は、
世界へと広がりそうな予感がします!!
お腹がすいたところで、
「蛇の目うさぎ」のお隣のオーガニックカフェ、「羅紗茶(らさて)」さんでオーガニックランチを楽しんでいただきました。
羅紗茶」さんは、おひとりおひとりの気分や体調に合わせてお茶をブレンドしてくれます。
また、オーガニックを基本に季節の野菜たっぷりの日替わりランチや、
お茶を愉しんで頂けるユニークなお店です。
"オーダーメイド"のお茶なんて、とても贅沢な気分になれそうですね。
太宰府のオーナー作家のギャラリーから、新たな"太宰府のアートの世界"を発信!!
多くの方々に太宰府の魅力をお届けして楽しんでいただけるように、
「歩かんね太宰府」とオーナー作家のコラボレーションを、今後も企画していきたい
と思っています。
(サポーター:碇)
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