12.宝満山山麓の史跡と北谷の鶏ご飯
さすが人気コースとあって、早々に定員に達し、受付を終了した。
おことわりした皆様、大変申訳ございません。次の機会をおたのしみに。
11月30日、当日は受付時よりあいにくの小雨となったが、皆さん万全の準備で参加して下さった。
かまど神社では詳しい解説にみな聞き入った。
山の図書館を見学後、九重原へ向かった。ここからは宝満山が、かまど山と呼ばれた由来通りの山頂付近に雲のかかった姿を見ることができた。
いよいよ登山道に入り内山辛野遺跡へと向かう。途中では白いかれんな花をつけたお茶の木や、赤い実をつけたフユイチゴを見ることができた。
内山辛野遺跡、ここは承天寺別院の敷地内にあり普段は入ることが出来ない。今回の目玉である。山内を通り、木立の中を歩いていくと中世にタイムスリップしたような感じがする。礎石の残る数寄屋風建物跡では参加者に礎石の上に立ってもらい、大きさを体感してもらう。狭い建物である。いったいどんな用途で建てられたのであろうか。庭の様子等、詳しい解説で当時の景色が目に浮かぶようであった。
きれいに草刈りをして下さった宝満山研究会の皆様、ありがとうございました。
有智山城跡で解説を聞き、少し登り5分程下ると林道に出た。みなさんお待ちかねの鶏ご飯の昼食まであと一息である。途中の内山辛野遺跡解説板のところで、今日、解説をして下さった山村さんとおわかれである。おいしい鶏ご飯を召し上っていただけなくて残念である。詳しくわかりやすい解説をありがとうございました。
北谷の窯では、奥様が窯出しでおいそがしい中、登り窯の説明をして下さった。
かまど神社遥拝所を経て斉藤マチ子さん宅へ、みなさんお待ちかねの昼食である。大釜から直接いただく出来たての鶏ご飯のおいしいこと、水炊き、ガメ煮、白和え、おなます、おつけもの、どれも大変おいしくいただけた。ほとんどの人がおかわりをしたようである。
みなさん大満足で斉藤さん宅を後にした。
さあ、あと10分程で今日最後の見学、都府楼焼の山本温子さん宅である。食後の腹ごなしにちょうどよい距離だ。ここでは、山本さんの作品を鑑賞しながらデザートの赤米だんごとお抹茶をいただいた。又、焼き物のお話等色々うかがうことができた。
今回天気は悪かったが、かまど神社の紅葉は大変美しく、詳しい解説、おいしいお料理ととてもよい一日であった。
ご参加いただいた皆様、又、お忙しい中「歩かんね太宰府」に御協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
サポーター:神吉章子