オープニング 2016年3月19日(土) 

客館跡、政庁跡と里山の坂本地区を歩く


「大野山霧立ち渡るわが嘆く息嘯の風に霧立ちわたる」
朝、目覚めると、山上憶良がうたったように大野山(四王寺)は深い霧に覆われていました。天気予報では曇りという事でしたが、残念ながら今日は、小雨です。

歩かんね太宰府の28年度春のコースがはじまりました。
オープニングの解説者は、太宰府市役所文化財の城戸康利さん。
とにかく話が軽快で面白い先生で、博多弁で笑いを集めながら、参加者18名をいにしえの太宰府の旅へと案内してくださいました。
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まず、客館跡では、太宰府条坊と奈良や唐の都の条坊との比較からはじまり、白玉帯の丸鞆や佐波里の匙の発見、鴻臚館の話と興味深く解説してくださいました。西鉄所有のこの操車場跡は、文化庁と太宰府市が買い上げたそうですヨ。一体、何ができるのか、随分、先の話になるとの事ですが、本当に楽しみですね。発掘調査の裏話、すごくおもしろかったです。
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次に行った榎社は太宰府天満宮の飛地で神仏習合の頃の名残で地元の方は榎寺と言っていたそうです。菅原道真公をお助けした麹屋のおばあさん(浄妙尼)の腰巻の話、昔、テレビ「日本昔話」に登場した「鶴の墓」の話など興味深く聞きました。隣を通る電車の音がけたたましかったですが、よくよく見ると、柳川の伝統と四季の彩りをデザインした柳川観光列車「水都」が颯爽と駆け抜けていました。そういえば、客館跡では、すぐ横を我が太宰府の観光名所をデザインした列車「旅人」が頑張っていましたヨ。おぉぉ、かっこいい!
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朱雀大路の道を通りながら、推定太宰府朱雀門に到着。この大きな大きな礎石は3号線バイパスと区画整理の工事の時に川底より発見されたものだそうです。横を流れる御笠川の土手には長い桜並木がありましたヨ。みなさん、満開の頃、春のお散歩にぜひ、いかがですか?
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蔵司跡では、みんなで「いぼる」道を用心深く登り発掘現場を見学しました。城戸先生が「いぼる」「いぼる」とおっしゃっていたので、「いぼる」って何ですか?と質問すると「ぬかるむ」の博多弁だそうです。小道には、なんと!なんと!塼の入った割れた瓦がたくさん、埋まっていました。貴重な文化財がその辺にころがっているなんて、やはり、太宰府はすごい。
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これから、みなさんは、政庁跡~特に里山の風景が美しい坂本地区へとすすみます。
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ゴールの坂本八幡宮へ到着です、みなさまお疲れ様でした~。
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[ボランティアガイド:大田]
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