2014.10.19(日) 特別コース 「水城1350ウォーク」

「太宰府羅城」の一角「水城堤」、日本書紀によれば今年は築堤1350年にあたります。そこで太宰府市は記念事業の一つとして、今日を「1350水城day」と称し、現地の走破と「文化ふれあい館」で関連出土品を展示する企画をしました。我々「歩かんね太宰府」はそのお手伝いをする形で参加した次第です。
さて、当日は紺碧の秋空のもと、総勢200名近いお客様を集め、早朝より開催されました。
我々の担当は一般のお客様85名を、「水城ふるさと公園」から「文化ふれあい館」まで、約3km弱を引率、道中各スポットで解説しながら案内する事です。そこでお客様を20名前後の4班に分けて頂き、計13名のスタッフで対応することにしました。
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まずスタートの「ふるさと公園」では、お客様に市文化財課からのご挨拶と、簡単なコースオリエンテーションを行い、最初のスポットに進みました。  
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ここだけしか見られない水城堤の断面、「水城切通し」です。
大正初期、鉄道の拡幅工事期に水城の切断部分が初めて当時の学者の目に触れ、急遽観察研究対象になった貴重な水城断面です。
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水城の森は自然植物の宝庫でもあります。ここでは「薊の会」他周辺地域の皆様が、生息している各種植物の実物を展示され、短時間ですが詳しい説明をして頂きました。日頃から「水城の自然」を愛する人々の気持が皆様に充分伝わった様で、更に色々な質問が飛んでいました。
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例年この時期には、水城欠堤部に「コスモス」が群生し、色とりどりの花を咲かせ人々に美しい花の季節を伝えていましたが、今年は8月の集中豪雨の為、種の植え付けが不調でチラホラだったのが残念でした。
又、欠堤部で最近鬼瓦が出土、当時御笠川には屋根のある水門あり、ここが水路での都府楼への通過点だったのでは?、の説が出ています。
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水城は博多側に外堀が配置され、水が貯えられていた為に付いた名前の様です。木樋は木で作られた導管であり、太宰府側から外堀に水を供給していたのが木樋です。写真の様な長方形の断面をもった木樋が水城1.2kmに4か所あった様です。この木片は九博或いは九歴に展示されています。
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水城には2か所の入り口があり、ここは東門になります。平安時代、大宰府の長官であった「大伴旅人」が都に帰任する折、彼を見送る人々との別れを惜しんだ場所として有名で、「万葉集」に歌が残っています。
今日は「太宰府万葉の会」の皆さんが、当時の衣装で我々を歓迎してくれました。皆さん「万葉集」にどっぷりの方ばかり、「筑紫歌壇」はこの方々抜きには語れません。
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「衣掛神社」を過ぎると、一昨年全国を騒がせた「戸籍木簡出土地」に来ました。ここは当時直接発掘に関与された「市文化財課」の方が待っておられ、当時の様子をユーモアを交え、お話ししてくれました。
関東でも大手新聞紙上の一面で報道された程の第一級の考古学的発見物だったとの事です。
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ゴールの「文化ふれあい館」では既に今日の催しが準備完了しており、我々の到着を待っている様子でした。
ここで市文化財課から我々に対し、慰労とお礼のセレモニーが玄関脇であり、今日の活動を終了しました。
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お蔭様で何の事故もなく、お客様もほぼご満足頂いた様子、市関係者のご協力の賜物と感謝した次第。
終日、抜けるような青空のもと、ホント気持ちの良い汗をかきました。我々も1350年前に戻り、水城築造時の苦労とその後の水城の歴史を想いながら、あと「ふれあい館」の催しに参加させて頂きました。


2014.10.19 
「歩かんね太宰府」市川舜一記

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コースNo.2
天神様のご心霊に奉げる神事千灯明


9/25は天満宮の心字池に設けられた舞台で巫女が優雅に神楽を舞ったご神霊に奉げる神事千灯明が行われました。                             
千灯明に合わせてこのコースは秋の歩かんねのオープニングコースとしての恒例行事になっています。
前日までは雨で心配しましたが雨も降らずに幸いでした。お客様・ガイド・サポーター総勢26名の大人数でスタートです。
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そして今回は案内役として太宰府市文化財課高橋さんにお願いしました。
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ガイドの高橋さんからは、五条駅のある場所が古代条坊時の七条左郭十二坊に当たり京極に相当する、京極とは都の端を意味する。五条界隈は天満宮に関係が深い商工業者六座があり大宰府の中心であった。佐賀銀行の正面右側にやんぶの墓は山伏の行き倒れの墓と言われていること等興味深い話が有りました。
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五条交差点から天満宮駐車場までにポイントが幾つか有ります。
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金掛けの梅、神牛塚と天神様にまつわる伝承 中村酒屋 制札場などです。
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最後に松屋さんでよもぎ餅を食べながら維新の庵「松屋」の主人栗原孫兵衛の勤王家としての活躍 松屋 薩摩藩 大野屋 長州藩 日田屋 天領の定宿の話を聞き 無事歩かんねのガイドは午後7時に終了。
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参加の皆さんはその後各自自由に千灯明の見学です。 
古都の光に魅せられて参加されたお客様からは提灯のあかりが柔らかく感じて感動しました。 
また日頃五条付近の説明を聞くことがないので聞けてよかった。などの感想もいただきました。

ご参加の皆様 関係者の皆様ご協力有難うございました。

NPO法人歩かんね太宰府
事務局 最上賢二

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2014.09.09(火)

8月の雨天続きの天気と違って本日9月9日は真夏を思わせる暑さで快晴に恵まれた日となりました。
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今日は長崎市時津町の112名の団体様です。
お客様の要望があり太宰府滞在時間が昼食を入れて3時間しか取れないとのことで天満宮と九州国立博物館の見学となりました。
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集合場所が中神茶屋だったので第1班のコースは
筆 塚 →夫 婦 樟 →大 樟 →延 寿 王 院 →太 鼓 橋 →志 賀 社→麒 麟 像 →手 水 舎 →楼 門→本 殿 (お参り)→飛梅→中島神社→如水の井戸(目薬の木)→延寿王院で解散し、買い物時間を30分とり延寿王院前に再度集合し、九博へご案内して当会の受け持ちは終了しました。
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お客様のもっとも気になるのはお土産を買う時間が十分にあるかということの様です。
お孫さんにあげる受験合格のお守り、梅ヶ枝餅の購入に時間を使われていました。

ツアー会社の方との話の中では、今後は当会で実施したような現地ガイド付きの観光ツアーがますます増えてくるし現在も増えているそうです。
従って現地滞在時間が長くなる傾向にあるとの嬉しい話をきけました。

中学、高校時代を長崎で過ごしたので何とも長崎弁が懐かしく思い出されました。
友達に会いたくなりました。

大人数の団体様でしたが無事事故もなく終わりました。
これもお客様 ツアー会社、中神茶屋のかた、歩かんねの会員のご協力のお蔭です。

有難うございました。

NPO法人歩かんね太宰府事務局
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