コースNo.21 鴻臚館~大宰府政庁跡 古代官道24kmを歩く
~ファイナル~


12月7日  
「歩かんね太宰府」の2014秋コースの締めくくり、「鴻臚館~大宰府政庁跡 古代官道24キロを歩く」のスタートです。
大変人気のあるコースで早々に定員に達しました。お断りした皆様申訳ございません。
前日のキャンセルや当日の欠席でお客様13人、当方5名でのスタートでした。
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解説、案内は太宰府市文化財課の山村さんです。このコースは今年で7回目になりますが、毎年お願いしております。
解りやすく 丁寧な解説で、この私でさえ「想像の翼」を大きく広げることができます。

鴻臚館跡での解説の後いよいよ出発です。
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なにせ1200年以上も昔の道です。そのまま残っている訳はありません。
わずかに残された痕跡をたどりながら歩くのです。
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菅原神社~平尾駅~石投地蔵と歩き、予定より少し早く11時15分には春日の航空自衛隊に到着しました。
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ここ「先の原遺跡」では丘陵沿いに真っ直ぐ延びた道を確認できました。
普段はなかなか入れないところで、皆さん大喜びでした。
何人もの隊員の方にお見送りしていただき、次の春日公園へ向かいました。

4時間余り歩いてきて、待ちに待った昼食タイムです。
次の九大春日キャンパスではカナディアンメイプルの紅葉が出迎えてくれるはずが・・・・・今年はちょっとばかり散るのが早かったようです。
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目指す大宰府はあと少しです。
水城西門跡~日焼遺跡~前田遺跡~杉塚廃寺へ。もう条坊の中です。
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六反からは推定朱雀大路を一直線に大宰府政庁跡へと行きたいところですが、ちょっと「客館跡」に寄り道です。
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古代の使節団もここで衣服を整え、翌朝、大宰府政庁へと向かったのです。
現代人の私たちは、解説を聞いた後、すぐに長官の待つ、大宰府政庁へと向かいました。
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長い長―い道のり、皆様本当にお疲れさまでした。
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古代の外国使節団になって歩いたご感想はいかがでしたか。
最後は「山海の珍味」とまではいきませんが、「三十三茶屋」さんで温かい「ぜんざい」のおもてなしで「歩かんね太宰府」秋コースが幕を閉じました。
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解説の山村さん、楽しく有意義なお話をありがとうございました。
また、ご参加の皆様、今後とも「歩かんね太宰府」をよろしくお願い致します。

ボランティアガイド:神吉章子
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2014.11.26(水) No.03 紅葉の名所と文学の道

このコースは、太宰府が誇る「紅葉の名所」、竃門神社周辺、お石トンネル前後、天満宮境内、最後に絶景の光明禅寺までを辿りながら、併せて道中の歌碑・句碑を楽しんで頂くコースです。

前日の予報では降水確率50%、曇りがちながらたまに薄明りの見える空模様に期待を込めて、西鉄太宰府駅でお客様を待ちました。スタッフは4名全員揃い、お客様もボツボツ顔を見せ、定刻には何と18名全員集合、その熱意に当方が打たれたスタートでした。
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さて、紅葉は今が盛り!この最高の舞台でガイド役の杢尾さん、皆さんを前に、「宝満山及び竃門神社」の由緒から始まり周辺の歌碑の説明に入りました。
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新装なったご本殿・社務所を前に、解説にも一段と熱が入り、ご祭神玉依姫・刀工金剛兵衛・杖術の祖夢想権之助・清少納言の父清原元輔の歌碑等、その時代に想いを馳せました。
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すこし下に降りて、天台宗にとって大切な「妙香庵奥の院」へ移りました。約1200年間絶やすことのなく燃え続ける「蓮華のともし灯」を一同拝みながら、開祖伝教大師最澄が唐からの帰国時、上陸した新宮町で伝承の残る「ともし灯」であり、最澄37才時の5M余の大きな立像の前で参拝しました。
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後、お菓子の「石村萬盛堂」の工場を見学、萬盛堂さんの好意で名菓「鶴の子」の製造過程の説明と出来立ての柔らかい「鶴の子」を振る舞われました。 萬盛堂さん、それとお世話頂いた大和恵子さん、お見送りまでして頂き、どうも有難うございました。

次は通称「お石トンネル」、前後の紅葉を愛でながら、「秋山明子」・「中村汀女」の句碑を拝見、続いて「吉井勇」、「富安風生」「荻原井泉水」の歌碑について杢尾さんの名調子が続きます。
流石に説明内容が深く、時間があればいつまでも続いていたことでしょう
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今日の「梅ケ枝餅」は「小山田茶店」、当茶屋は天満宮御用達の店で宮へのお客様には「重ね重ねお世話になる・・・」と言う意味を込めて、「お重ね」と言われる特殊な梅ケ枝餅が提供されます。 但し、これは一般のお客様は残念ながら食せません。
皆さんも一度、宮へのお客様となって、「名物 梅ヶ枝餅」をご賞味されては如何ですか・・・・。

あと俳句の「芭蕉」「河野静雲」「高浜年尾」の句碑に進み、最後に「天満宮」では道真公の歌った最も有名な「東風吹けば・・・・」の歌碑を楽しみました。境内は文学に縁の深い「道真公」に因み和歌、俳句の記念碑が各所に配置され、歌碑のみでも一日ゆっくり楽しめます。

最後に「九州の苔寺」と言われる「光明禅寺」で同寺の由来と「仏光石庭」、奥の「一滴海庭」で絶景の庭を楽んで頂きました。
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紅葉まっただ中に映える「枯山水の庭」は年間でも最高の時期、この景観には、皆さん恐らく満足頂けたであろう!と確信しながら、今日のコースをお開きとしました。
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ボランティアガイド:市川記
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黒田官兵衛の連歌と足利尊氏が頼った原八坊跡
  
11月12日実施  午前中  天気 晴れ  参加者 8名
西鉄太宰府駅前、観光案内所前で挨拶とコース内容を説明、
 天満宮の参道では「連歌」(資料配布)について話し、都落ちをして大宰府に来た平家一門が天満宮に連歌を奉納し、その一人平重衛が詠んだ歌碑を案内し、また平安時代には大宰府を襲撃した藤原純友の鎮圧にあたった小野好古の弟で「書」で有名な小野道風が大宰府に来て住み着き、その子孫は天満宮を支える組織に入り文人(もんにん)と呼ばれて連歌を担当し、子孫の家が参道に残る茶店(小野筑紫堂、小野東風軒)に案内しました。
 天満宮の境内では、黒田藩初代・黒田長政の父、黒田官兵衛が天満宮で連歌会を開いてます。そして晩年を天満宮で過ごし、使った井戸、祀られた如水神社に案内し、官兵衛が詠んだ連歌の発句の説明をしました。
 有名な連歌師、飯尾宗祇が大宰府に来て連歌会を開いたことなどの話をして、江戸時代に連歌会が催されていた連歌屋(連歌会所)があったところを通りながら説明をしました。
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 次は足利尊氏が勢いを盛り返した拠点となった原八坊跡に案内しました。四王子山の登り口、浦の城橋を渡り、都の戦に敗れて大宰府で少弐の助けで兵を募り都に登って室町幕府を開くことができた足利尊氏が滞在したという原八坊の跡、また少弐の居城であった浦の城跡を歩きながら古い絵図、原八坊跡に関する資料を参加者に配って昔の面影の原山記念碑、原山の中心であったと思われる中堂跡の碑、原山の僧たちが集まったであろう本堂跡の碑を見ながらそれらの話をして山を下りました。
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 御笠川を渡り天満宮境内に戻って天満宮ご指定の茶店「小山田」で梅が枝餅を頂いて解散しました。

ボランティアガイド:杢尾
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11月21日 天拝山の里山歩き

このコースは、西鉄朝倉街道駅前を出発点とし、針摺り石それから少し歩いて天拝山のふもとの武蔵寺、紫籐の滝、御自作天満宮をまわって天拝山に入り、堂の山城跡、天拝山頂、飯盛山城跡ここで食事をとり、解散場所の湯町御前湯前まで帰ってくる、約8㎞のコースです。歩かんねからは世話役に河辺、ガイドに前田、林、それに森部さんにサポターをお願いしました。天候は、朝の内は晴れ、昼からは曇りとなりましたが、比較的暖かく申し分ない天候になりました。お客様は全部で10人、内訳は女性4人、男性6人、年齢的には50歳~70歳代の方たちでした。
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針摺り石では菅原道真公と道端の石で斧を摺る老人の伝説を紹介しました。道真公は大宰府に流された2年余りの間、外に出る事はなかったと言われますが、筑紫野市には道真公が、あちこち歩きまわっていろいろな伝説を残しています。
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天拝山の麓の武蔵寺には二人の創建者がおり、その一人虎麿については武蔵寺縁起絵図にその生涯が記されています。もう一人の創建者の蘇我日向身刺は文献と発掘調査からわかってきたことであり歴史のロマンを感じます。ふもとにはこの他に道真公に係る伝説のある紫籐の滝、道真公が自らを彫った像が御神体の御自作天満宮があります。紫籐の滝は道真公が身を清め天拝山頂で神に無実を訴え許されて「天満大自在天人」の神様になったという、言われがあります。
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また天拝山には中世時代の山城、天拝山城とその出城、堂の山城、飯盛山城があります。筑紫氏の持ち城でしたが戦国末期に島津氏に攻められて落城しました。
登山路(天神様の小径)には道真公の歌碑が10本、おおよそ100メーターおきに立っており、悲しみあふれる道真公の心情が歌碑から伺えます。また湯町付近の道筋には幕末に大宰府に流された勤王討幕急進派の5人の公家の歌碑が立っています。5卿が大宰府滞在中に地元の名家や名所を足繁く訪れていたことが歌碑から分かります。
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解散地点の湯町御前湯前には14時に到着し無事にコースを終了する事が出来ました。
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天候に恵まれ快適な里山歩きができ、このコースのコンセプト「気軽に山歩きをして歴史に触れよう」は達せられお客様の満足もある程度はして頂いたと思います。

ボランティアガイド:河辺






 
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11月15日(土)  はじめて山登り! 女性のための宝満山

絶好の登山日和なか、集合時間の9時前には10名の参加者全員にお集まりいただいた。
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20代から70代まで幅広い年齢層である。「宝満山」初めての方6名。当方の狙いどおりである。今日の登山で宝満山を好きになってもらいたいものだ。

挨拶、ルート説明、ストレッチの後、竈門神社に登山の安全を祈願して参拝。
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ゆっくりペースで20~30分おきには休憩をとりながら登った。
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途中少し説明を交えながら、8合目から今回のアドベンチャーポイント竈門岩へ。ロープを伝って上ったり 下ったり・・・・・
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亀岩の上では、絶景独り占めで 皆さんから歓声が上がった。
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山頂でも絶景を楽しんだ後、
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キャプセンターでお待ちかねの昼食タイムである。
食後のコーヒーサービスは(コンロ持参)好評だった。
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45分の昼食休憩の後、次のアドベンチャーポイント「法城窟」へ。
ヘッドランプの灯りを頼りに真っ暗な窟をくぐりぬけた。
「一人では絶対に行けないところ」と皆さんによろこんでもらえたようだ。
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行者道を通って15時40分には全員無事竈門神社に到着した。
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女性限定ということで女子会感覚の楽しい登山であった。
ご参加の皆さん、お疲れさまでした。
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これを機に宝満山に登ってください。


ボランティアガイド:神吉 章子 
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10月24日(金) 天満宮のパーワースポット天開稲荷社と九博のバックヤード

当日は久しぶりの秋晴れになり、お客様7名とお世話・サポート3名、計10名で集合場所西鉄太宰府駅を出発
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早速参道の歴史の紹介(明治初め頃までは-宰府まいり-で九州各地からの参拝者で賑わった宿屋の街並み)今では土産品店や梅が枝餅店の参道です。
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天満宮の大楠(天然記念物)と北梅園(梅は境内で約6千本)
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天満宮の末社天開稲荷社に到着、ここはパーワースポットとしてTVで紹介され今は若い女性に人気の神社です。
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天開稲荷社は京都伏見稲荷社の分霊の神社
参拝は十二支毎の鈴で分れており珍しい参拝祈願でした。
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天開稲荷社を参拝後、小鳥がさえずり、しゃくなげの群生と緑の木々に囲まれた"天神の森"を散策。
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九州国立博物館に到着です。
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ボランティアガイド:山崎
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11月9日(日) 太宰府の隠れた伝説・伝承を訪ねて

このコースは、西鉄太宰府駅から馬場、連歌屋を通り三条まで行き、伝衣塔まで戻ってどんかん道を通り、隈麿公奥都城を通って冨永朝堂アトリエに至るコースです。その間、路端の石碑やお地蔵さんなどを訪ねむかしの太宰府の民族風習を感じ取って頂こうと考えたコースです。
当日は、昨夜からの小ぶりの雨もやまずコースを走らすべきかどうか悩ましい状況でしたが、集合時刻の9時には雨もあがりお客さんも半分は集まっておられる状況でした。天気は回復に向かうとの状況でしたのでまずは出発となりました。
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さっそく馬場通りめぐり、江戸末期から明治初めの馬場の状況を思案してもらいました。ここでは、参道を挟んで両側の旅籠屋の二階の窓からこっそりと相手の動きを見張る状況が続いていました。
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小鳥居小路に入ると恵比寿神があり、七とこ巡りの風習が現在も続いていることに感深いものを感じました。
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岩踏橋のたもとに至ると橋の橋柱に藤原為頼(ためより)の「うみ山を夕越来れは御笠なる石踏川に駒なつぬなり」 の歌が刻んであるのを目にしました。平安時代にこの川を越えた人がいたことと、ここら一帯の風景が素晴らしかった昔の面影を偲んだ次第です。水量も昔は多かったのでしょう。どんかん道である大町通りの家並にはいくらか明治時代をしのばせる家屋が散在していました。金掛天神ではわが身にも菅神が現れるように願をかけて、全員で古川家の神木をさすりました。
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隈麿公奥都城では昔からこのお墓が護られてきたことに大きな感慨を覚えましたが、同時に現在では、お墓の維持管理ができずこの地区の住民が大宰府市民遺産の手続きをとって住民が管理しているとの事でした。これで小さな遺産も永遠に続けられることは大きな喜びですね。長い間このお墓を見守ってきた方ご苦労様でした。最後に冨永朝堂アトリエで朝堂さんの親族からお話を伺いながら日本の代表作を目にし、日展に出品するにはどれだけの能力と苦労が必要であるかを実感した次第です。
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ボランティアガイド:前田米蔵
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10月31日 水城の歴史と秋の自然を巡る

当日は曇り時々晴れ間ありの秋空のなか、6名の参加者と4名のスタッフで心地よい水城跡の歴史と自然の散策となりました。
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 まず、水城築堤については、池や湿地跡などの地盤が軟弱なところに地盤沈下を防ぐためと作業時の足場を確保するために底に樹木の枝葉を敷き詰めて補強をし、ムクノキ、ヤブツバキ、シリブカブなど32種類の樹木が利用したことを詳しく知ることができました。
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 次に水城跡には、解熱作用があるキツネノマゴ、痔の外用にクサギ、糖尿病にカキドウシなど数多くの薬草・薬木が自生していますが、少しずつ減少していこと、アザミは、漬物にして食用にもなり、クサギも染色に利用するとブルーになるなど様々な薬草が薬以外などに利用できることを知りました。
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コースはJR水城駅を出発し、宝満宮・八幡宮、水城院(すいじょういん)、望楼跡、水城西門を巡って水城ふるさと公園に到着、参加者のみなさんにガイドさんから押し花しおりをプレゼントがあり、またの出会いを楽しみに解散しました。
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ボランティアガイド:冨永敦夫
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10月15日実施 午前中 天気 晴  参加者6名

太宰府駅前 観光案内所前で挨拶。はじめに連歌の説明、太宰府では、平家が戦に敗れ、安徳天皇を擁して太宰府に来、天満宮に連歌を奉納しており、一門の一人、平清盛の末子、重衛が詠んだ歌碑が参道にある。また、有名な連歌師、飯尾宗祇も天満宮で連歌会を開いている。黒田官兵衛は天満宮で連歌会を開いて最初の句(発句ほっく)を詠んでいるこのコースで歩き、曲水の庭の横にある官兵衛が使用した井戸と奥にある如水神社を拝んで境内を出ました。
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昔の連歌屋付近(この一帯が今、連歌屋という町名)からを少弐の居城であった浦の城跡公園で昔を偲び、自然歩道から四王寺に登る道筋の両脇に広がる地域一帯が、都の戦に敗れ太宰府に来て少弐の援助で再起を図り数万の兵力を集めて都に上って絢爛たる室町幕府(金閣寺・銀閣寺など)を開いた足利尊氏が頼った原八坊(四王寺に滞在し唐に渡った高僧・円珍の八人の弟子たちが建てたという八つの寺)の跡。
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 ここではで往時の盛況を示したいくつかの石碑を見て天満宮境内に下り、天満宮ご用達の小山田茶屋で梅ケ枝餅 を頂いて解散した。
原八坊跡では昔の絵図を参加者に配って説明したが、いくつかの質問もあったので参加者の関心も結構高かったと思われる。
分かりやすい資料を用意したので参加者にはいくらかでも分かりやすかったと思う。
アンケートをみてもほとんど「満足」であったし、参加者が熱心な人たちだったのでガイドする方もやりがいがあった。

ボランティアガイド:杢尾幹雄
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2014.10.19(日) 特別コース 「水城1350ウォーク」

「太宰府羅城」の一角「水城堤」、日本書紀によれば今年は築堤1350年にあたります。そこで太宰府市は記念事業の一つとして、今日を「1350水城day」と称し、現地の走破と「文化ふれあい館」で関連出土品を展示する企画をしました。我々「歩かんね太宰府」はそのお手伝いをする形で参加した次第です。
さて、当日は紺碧の秋空のもと、総勢200名近いお客様を集め、早朝より開催されました。
我々の担当は一般のお客様85名を、「水城ふるさと公園」から「文化ふれあい館」まで、約3km弱を引率、道中各スポットで解説しながら案内する事です。そこでお客様を20名前後の4班に分けて頂き、計13名のスタッフで対応することにしました。
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まずスタートの「ふるさと公園」では、お客様に市文化財課からのご挨拶と、簡単なコースオリエンテーションを行い、最初のスポットに進みました。  
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ここだけしか見られない水城堤の断面、「水城切通し」です。
大正初期、鉄道の拡幅工事期に水城の切断部分が初めて当時の学者の目に触れ、急遽観察研究対象になった貴重な水城断面です。
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水城の森は自然植物の宝庫でもあります。ここでは「薊の会」他周辺地域の皆様が、生息している各種植物の実物を展示され、短時間ですが詳しい説明をして頂きました。日頃から「水城の自然」を愛する人々の気持が皆様に充分伝わった様で、更に色々な質問が飛んでいました。
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例年この時期には、水城欠堤部に「コスモス」が群生し、色とりどりの花を咲かせ人々に美しい花の季節を伝えていましたが、今年は8月の集中豪雨の為、種の植え付けが不調でチラホラだったのが残念でした。
又、欠堤部で最近鬼瓦が出土、当時御笠川には屋根のある水門あり、ここが水路での都府楼への通過点だったのでは?、の説が出ています。
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水城は博多側に外堀が配置され、水が貯えられていた為に付いた名前の様です。木樋は木で作られた導管であり、太宰府側から外堀に水を供給していたのが木樋です。写真の様な長方形の断面をもった木樋が水城1.2kmに4か所あった様です。この木片は九博或いは九歴に展示されています。
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水城には2か所の入り口があり、ここは東門になります。平安時代、大宰府の長官であった「大伴旅人」が都に帰任する折、彼を見送る人々との別れを惜しんだ場所として有名で、「万葉集」に歌が残っています。
今日は「太宰府万葉の会」の皆さんが、当時の衣装で我々を歓迎してくれました。皆さん「万葉集」にどっぷりの方ばかり、「筑紫歌壇」はこの方々抜きには語れません。
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「衣掛神社」を過ぎると、一昨年全国を騒がせた「戸籍木簡出土地」に来ました。ここは当時直接発掘に関与された「市文化財課」の方が待っておられ、当時の様子をユーモアを交え、お話ししてくれました。
関東でも大手新聞紙上の一面で報道された程の第一級の考古学的発見物だったとの事です。
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ゴールの「文化ふれあい館」では既に今日の催しが準備完了しており、我々の到着を待っている様子でした。
ここで市文化財課から我々に対し、慰労とお礼のセレモニーが玄関脇であり、今日の活動を終了しました。
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お蔭様で何の事故もなく、お客様もほぼご満足頂いた様子、市関係者のご協力の賜物と感謝した次第。
終日、抜けるような青空のもと、ホント気持ちの良い汗をかきました。我々も1350年前に戻り、水城築造時の苦労とその後の水城の歴史を想いながら、あと「ふれあい館」の催しに参加させて頂きました。


2014.10.19 
「歩かんね太宰府」市川舜一記

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