2コース 大宰府の羅城めぐり

3月28日(木) 太宰府の羅城めぐり

今日は素敵な花日和。
桜の時期に合わせて、年に一度のこのコースも、昨日であれば雨で中止でした。
先ずは、参加のみなさんの心がけに感謝しつつ、JR水城駅そばの公園から解説をスタート。
参加者17名(7割が「歩かんね太宰府」のリピーター)、スタッフ4名。
c0125356_16411983.jpg

c0125356_16414714.jpg

最近、水城の上の樹木が一部伐採され、水城の形状が見やすくなっていました。
c0125356_1642789.jpg

水城西門跡。太宰府市民の方も含めて、ほとんどの方が、初めて来られたとのこと。
今日のコースは、ここから小水城を辿りながら、西へ西へと向かいます。
大野城市を抜けて、春日市と那珂川町の境の「新幹線の博多南駅」近くまで、約12kmを歩きます。

水城の望楼跡で、地形の確認。なぜ小水城が必要であったかを解説。
ちなみに「羅城」とは、古代、都市の周囲にめぐらせた外郭(防衛線)。
水城といくつかの小水城を結ぶ線が、その一部であったと考えられています。

三兼池公園の「梅頭窯跡」。
水城西門から1.2km西の「上大利小水城」近くのこのあたりは、6世紀から9世紀にかけて200基以上もの窯があった「牛頸窯跡群」(日本三大窯跡)です。
いわば古代の大工業団地。
満開の桜が迎えてくれましたが、例年見られる「芝桜」の開花は、まだ1割程度でした。
c0125356_16435116.jpg

少し寄り道して、「九大キャンパス」の中へ。ここは、隠れた桜の名所。
22日の「満開宣言」から一週間過ぎています。心配していた桜は、頑張ってあでやかな花のトンネルを保ってくれていました。
c0125356_16451750.jpg

外人教師がサンドウィッチを齧りながら、桜を見ていた以外は、花見客の姿は無く、花のトンネルは、歩かんね太宰府の貸切。みなさん、うっとり。
c0125356_1645543.jpg

ここからは、古代に鴻臚館から大宰府をむすんだ官道の跡が発掘されています。

春日神社にお参り。推定の土塁と天智天皇と「婿押し」の奇祭の話をしてから、桜の木の下でお弁当。
c0125356_16475150.jpg

大土居の小水城で、春日市の「奴国の丘歴史資料館」の中村昇平係長と合流。
中村さんの解説は、その内容と美声と滑らかな語りで人気です。
小水城の発掘時の様子や木樋などについて、丁寧な解説が始まりました。
c0125356_16483416.jpg

天神山小水城は、すぐ脇の家が移転し、何本かの樹木も伐採され、すっきりした姿になっていました。
山に登ると全体像がよく見えるようになりました。いずれ展望台をつくる予定とのことで、楽しみです。

今回はさらに、七天神の板碑と中世の荘園「白水の荘」(しろうずのしょう)について詳しく解説していただきました。

ゴールは「日拝塚」。6世紀の前方後円墳。鍵を開けて中に入れていただき、古墳の中で解説を聞くことができました。
c0125356_16521579.jpg

この古墳は、墳丘の主軸の方向が東を向き、春・秋の彼岸には東16kmの大根地山(おおねちやま)から昇る朝日を拝めるそうです。
(大宰府政庁跡もこのラインの上にあり、筑紫の聖なるラインかも知れません)
(歩かんね太宰府は、その大根地山を縦走するコースを3/30に実施しました)

ここでも桜に見送られながら、解散。
「分かりやすい解説で、故郷の歴史と地形がよく理解できた」の感想が聞けました。

島松 記

2コースのアルバム写真はこちらから
[PR]