05.「まほろばの里歩き(西)」
4月11日(日)
早朝の土砂降りには驚かされたスタート前でしたが、集合時には雨も止み、まずはホッと一息。
今日のお客様はお子様も含め12名、ほぼ定刻に「西鉄都府楼前」に集まりました。
今日は「水城」から「政庁跡」まで、「歴史の散歩道」を歩く最もポピュラーな史跡散策コースです。
今回からお客様へのガイドはスタッフ全員で行う事にしました。
まず「関屋の鳥居・道標」と「刈萱の関」は福岡市内の街歩きガイドでも活躍の嘉村さんが担当、天満宮への「宰府参り」、「石堂丸伝承」のお話を軽いジョークを交えながら説明、お客様にも笑いが生まれ始めました。
お天気も上向きに回復し少々暑くなってきた程、道中の「宝満隠し」「稲子地蔵」は前田さん。
稲子地蔵では二通りの伝承を身振り宜しく解説、一同すっかり和気あいあいになってきました。
次は今日のメイン「水城跡」。ここは上園さんが日頃の蘊蓄を最近出来た水城の展望所から披露。上園さんは先月完成した「太宰府散策マップ」の地図を実質作成された方で、マップ記載の「道・史跡」を実地に全て確認、さすが足が地に着いた解説でした。
国分寺と国分尼寺は河辺さん。まだ本会では新しい方ですが、これも日頃の勉強の成果がはっきりと分かる素晴らしい上達ぶり!、今後解説箇所が増えるのが期待されます。
すこし歩いて「文化ふれあい館」で小休止。館内は常に何かの展示催事を開催、一般に開放しており、休憩には絶好の場所(失礼!・・・)です。
最後は太宰府の中心史跡である「政庁跡」。ここが往時、九州全域の行政の中心地として栄えたところで、現在は気持ちの良い「史跡公園」になっています。
築造理由・風水都市・繁栄時期・筑紫歌壇・顕彰碑 等などの解説を市川が行った後、正殿跡に皆さんに集まって頂き、同所に集中している!と言われる「気」を大きく吸い込んでもらいました。
いつ来ても、ここ政庁跡は気持ちが良いと言われるのは、この「気!」では・・・と感じたのは筆者だけではないでしょう。
最後はお天気にも恵まれ、わずか半日の間でしたが、お客様12名の中に歴史に詳しいご婦人がおられ、スタッフ5名もタジタジといった場面も多々あり、即妙のヤリトリの中で気持ちが通じあった時間の中、名残を惜しんでお別れしました。
[レポート]ボランティアガイド 市川
[写 真]ボランティアガイド 河辺