太宰府さくらウォークのレポートです!
定員は12名でしたが、桜のシーズンという事で参加希望者が急増!!「全ての希望者を案内しちゃろ〜」というベテランガイドの心意気で、希望者(27名)全員の方を受け入れる事ができました。又、当日参加者が6名、合計33名という大勢の方がご参加いただき本当にありがとうございます。
サポーターも急きょ(計7名)に増員し、集合場所の西鉄五条駅前は、「歩かんね太宰府」のオレンジで一色です。
4月1日(火)のオープニングにも撮影してくださった「福岡国際大学のデジタルメディア学科」の学生さんが、今日も撮影隊でご一緒してくださるそうです。井土ガイドと井手ガイドの2班にわかれて、総勢、43名の"太宰府さくらウォーク"のスタートです。
西鉄五条駅前から五条界隈の構え口跡と金掛天神のご説明をしていただき、今日の一番目の見どころ!! 御笠川沿いのさくら並木のウォークのはじまりです。今日に合わせてくれたように、"満開のさくら"が出迎えてくれました。
さくらの木は大気汚染にとても弱いそうです。御笠川沿いの美しい桜並木がこの先10年、20年.....と長く生き続けてくれるといいですね。
福岡市内から来られたご婦人が、「福岡市内はコンクリートのビルばかり、太宰府は建物が低いので景色が全く違いますね、とても素敵なさくら並木を見れて今日は来て良かった...」とニコニコ顔で話してくださいました。参加者とのこんな"ふれあい"を私も楽しませていただいています。
さくら並木を抜け、御笠川にかかる「朱雀大橋」から右に曲がると、正面に、大宰府政庁跡(都府楼跡)が見えてきました。大宰府政庁跡のさくらも満開の季節、大勢の家族連れがさくらの花見を楽しんでいらっしゃいました。
ここはかつて、九州全体を治め、大陸との防衛・外交を司る重要な役所で、現在は史跡公園として整備されています。又、大宰府政庁跡で東西南北を見てみますと風水に適っているそうです。大宰府政庁跡に立つ機会がありましたら、ぜひ体感してみてください。
この美しい風景を守る為に、ご尽力くださった方々の思いを...次世代へと伝えていきたいですね。
大宰府政庁跡から、春の森(市民の森)へと進んでいきます。この森は、太宰府政庁跡の北側の四王寺山麓に位置していて、福岡県の生活環境保全林事業(昭和62年〜平成元年)で約34ヘクタール整備したのち、そのうちの約5.4ヘクタールが市に移管され、平成2年から平成12年までの間に、市民の憩いの場として、森林公園として、整備されたものです。
森の西側を春の森、東側を秋の森と2つの区域に分け、春の森には梅や桜などを、秋の森にはヤマモミジなどを植栽しており、年間を通じて草木の息吹、野鳥の声を感じることができます。この日も春の訪れを伝えるかのように、野鳥がさえずっていました。
その後、ひっそりとした竹林に囲まれた、武藤資頼・資能の墓へ...中世の九州で活躍した少弐氏の基礎をきずいた武藤親子。墓形は父子異なり、父のものが五輪塔(上二部が欠)、宝篋印塔です。「歩かんね太宰府」一行の訪問に、ビックリされたでしょうね(@_@)
そろそろ今日のコースも終わりに近づいてきました。最後に訪れる場所は、風情のある古刹観世音寺、戒壇院です。楠木のにおいに誘われて私もよくここを訪れます。
ひっそりとした静かな場所ですが、とても歴史ある趣きのある場所です。
ボランティアガイドの皆様も手作りの資料を片手に熱弁!!参加者の皆様も熱心に歴史解説に聞き入っておられました。
太宰府の歴史に全く興味が無かった私ですが...「歩かんね太宰府」に参加して、歴史解説を生で聞かせていただき、いにしえの心、思いにふれる事で、改めて太宰府の地に秘められた"魅力"を再発見しています。
一般参加者の皆様、太宰府の自然、歴史を満喫していただけましたでしょうか!!
今日の一日を思い出のページに記憶していただければ幸いです。太宰府の地で又、お会い出来る事を楽しみにしております。
「福岡国際大学のデジタルメディア学科」の学生の皆様、重たい機材を抱えながらの撮影、本当にありがとうございました。「歩かんね太宰府」一同、感謝しています。
今年の一月から試行錯誤しなが、コースづくり、地図づくりを進めてきました。見どころいっぱいの春のコース、他にもたくさん用意しています。ボランティアガイド・ボランティアスタッフ 一同、皆さまのご参加を心からお待ちしております。
(サポーター:碇)
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