16コースの「歩かんね太宰府」には、太宰府天満宮からスタートし大宰府政庁跡まで歩く「東」と、水城跡から大宰府政庁跡までの「西」の、二つの「歴史の散歩道」コースがあります。12月15日(土)はこの「西」コース。西鉄都府楼駅に集合した7人の参加者の方とガイドの市川さん、杢尾さんで歩き始めました。
12月にしては暖かい日で、水城跡までの途中、昔の街道(博多から佐賀・熊本)に設けられた太宰府入り口あたりの関所「苅萱の関」により、石堂丸の伝説を楽しみました。解説の場で市川さんの心温まる話し方、参加者に対する優しさ溢れる接し方などに感心しながらのスタートでもありました。
水城跡では堤と濠があり、外堀が60メートル幅に深さが3~4メートルもあり、木樋(導水管)を通して外堀に水を持ってきたと聞き、みなさん大変驚いておられました。水城の東側の入り口「水城東門跡」礎石に触れ1300年前の思いよせながら741年 聖武天皇の詔で建立された「筑前国分寺跡」まで歩きました。歩きながら参加者の方との対話。太宰府在住の方が二人、ほかは福岡市、春日市、筑紫野の方で、みなさんこの企画を楽しんであり、来年もぜひ参加したいとのことでした。
太宰府市文化ふれあい館では、10分の1の大きさで復元された七重塔を見て感激し、当地の産土神として信仰されている坂本八幡宮に寄り、遠の朝廷とも呼ばれ、九州の政治・外交の中心地であり、文化交流の中心でもあった大宰府政庁跡に昼過ぎに着きました。
私たちは、参加者の方との出会いを大切に、おもてなしの心溢れるスタッフを目指すことができることを感じるひと時でもありました。
(サブガイド:冨永敦夫)
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